戦後80年の節目となる23日の慰霊の日に執り行われる沖縄全戦没者追悼式で平和の詩を朗読する小学6年生の城間一歩輝さんが13日、詩に込めた思いをより多くの人に伝えたいと意気込みを語りました。

2025年、平和の詩を朗読するのは豊見城市の伊良波小学校6年城間一歩輝さんです。

「児童・生徒の平和メッセージ」詩部門の小学校高学年の部の最優秀賞に選ばれた「おばあちゃんの歌」は、戦争体験者の祖母が歌った「艦砲ぬ喰ぇー残さー」を聞いて一歩輝さんが戦争の話を祖母から聞いたり自分で歌詞の意味を調べて書いたものです。

伊良波小学校6年 城間一歩輝さん:

(朗読が)決まった後におばちゃんの家に行って伝えたら頑張ってねと励ましてくれたので、誰にでも聞こえるような声の大きさでより多くの人にその気持ちを知ってもらいたいです

一歩輝さんは「おばあちゃんが泣きながら歌うのは、家族で自分だけが大けがをして生き残って苦しい思いをしていたから。戦争が終わって80年も経っているのに人を苦しめる戦争を二度と起こしてはいけないということを伝えたい」と語りました。

沖縄テレビ
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