兵庫県の斎藤知事らが、プロ野球の優勝パレードをめぐり、背任の疑いで書類送検されました。
兵庫県の斎藤元彦知事と片山安孝前副知事は、2023年の阪神・オリックス優勝パレードの開催費を集めるため、金融機関への補助金を増額する見返りに寄付を求めたと元県民局長から文書で告発され、その後、市民団体が県に損害を与えた背任の疑いで刑事告発しました。
捜査関係者によると、兵庫県警が13日、2人を書類送検。検察に起訴を求めるかの処分意見は明らかにされていません。
斎藤元彦知事:
私としてはパレードの件と中小企業への支援というものは別事業として、それぞれ適切に、適法に対応している認識に変わりはない。
知事の疑惑を調べた第三者委員会は、「キックバックは認められなかった」とする一方、「疑念を生じさせかねない点があった」としていて、今後、神戸地検が起訴するか判断します。