13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反落し、前日比769ドル83セント安の4万2197ドル79セントで取引を終えた。
イスラエルによるイラン核関連施設の空爆への報復として、イランがイスラエルに向けてミサイル攻撃を行ったと伝わり、中東情勢の緊迫化への警戒感から売りが拡大し、ダウ平均の下げ幅は一時900ドルに迫った。
中東地域の石油輸送に支障が生じるリスクが意識される中、原油先物相場は12日夜の時間外取引で一時77ドル台半ばまで上昇し、前日比で14%急騰した。
また、安全資産とされる金の先物は上伸し、およそ2カ月ぶりに最高値を更新した。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も反落し、255.65ポイント安の1万9406.83だった。