国内初となるマルミミゾウの出産に向け、広島市の安佐動物公園ではゾウの赤ちゃんを迎えるための工事が始まりました。

【辰已 麗キャスター】
「この一帯がゾウの運動場なのですが、右側では工事が行われています。外堀の土が掘り起こされていて奥には重機も見えるので、大分大掛かりですね」

今週、安佐動物公園でいよいよ始まった工事…
ゾウの赤ちゃんを迎えるための準備です。
新しく設置されるのは赤ちゃん用のプールと落下防止のための柵で、およそ1カ月半かけて展示場の3分の1ほどをお母さんと赤ちゃんが一緒に暮らせるよう改修します。
出産に臨むのはマルミミゾウのメイ。

【辰已 麗キャスター】
「お母さんゾウになるメイちゃんですが、2カ月前に見たときよりもお腹が少し横に膨らんで下にも垂れ下がってきているように感じます。お腹の中でちょとずつ大きくなっているのでしょうか」

現在妊娠18カ月で早ければ2カ月後に出産を迎えます。
先月行われたエコー検査では前足の一部が確認されました。
皮膚が分厚いため目では分かりにくいものの、胎動もあり赤ちゃんは元気に成長しているということです。

【安佐動物公園 ゾウ担当・佐々木直行主任】
「本当に無事に生まれてくれるのが一番。メイ自身が子どもをしっかり育ててくれるというのが一番の願い」

国内では初めてとなるマルミミゾウの出産に備え、園では7月からメイの部屋の準備など、本格的な出産態勢を整えていくということです。

テレビ新広島
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