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「梅雨のおうち時間に読みたい！ 人気書籍ランキングです」
今、読んでもらいたい話題の本、調べてきました。
訪れたのは幅広いジャンルの書籍およそ３０万冊が揃うジュンク堂書店広島駅前店です。
今どんな本が多く読まれているのか、今年１月から５月末までの売れ筋をランキングで紹介していきます。
（中西アナ）「では第５位をお願いします」
（ジュンク堂書店・三浦明子さん）
「第５位は阿部暁子さんの『カフネ』です。こちらは今年の本屋大賞を受賞した作品になります。主人公が弟さんを亡くされるんですけれど、その亡くなった弟さんの恋人と出会うんですね。最初はすごく不愛想で冷たく感じた恋人なんですけれども。
主人公が倒れてしまうと今まで不愛想だった彼女が本当に心温まるような食事を出してくれるんですね。そこから色んな物語に発展していくんですけれども。中西さん、読まれました？」
（中西アナ）「そうなんです。私こちら先日読み終えまして。すごく心が温かくなるような素敵な話だなと思って。誰かを尊く思う気持ちって、すごく素敵なものだなと感じて。読み終えた後にこれまで感じたことのない心の温まり方というか」
（三浦さん）「レシピも載っていますので、これを読んでいただきながら温かいご飯を食べていただければなと思います」
（中西アナ）「そうですね。ほっこりする本ですね」
（三浦さん）「第４位はこちら。ぴあから出ています『大阪・関西万博』」
（中西アナ）「やったー。実は私、そろそろ行くんですよ。なので、すごく興味があります」
（三浦さん）「この中には色んなパビリオンの見どころなどが入っていまして。これ１冊持って入っていただければ安心かなと思います」
（中西アナ）「マップか…一目で全容がわかりますね」
会場マップや観覧予約などのハウトゥーからパビリオンの見どころ・レストラン情報など大阪・関西万博の魅力を一冊に集約。
これから行く人はもちろん、これを読めばきっと行った気分も味わえる大満足の一冊です。
（中西アナ）「では！第３位お願いします」
（三浦さん）「第３位はこちら。『７０歳からのスマホの使いこなし術』（スマホ活用アドバイザー・増田由紀）です。２０２４年の６月、１年くらい前にちょうど発売になっているんですが、そこからずーっと売れています」
（中西アナ）「スマートフォンのハウトゥー本って結構あるイメージなんですけど、これが売れ行きがいいんですか？」
（三浦さん）「そうですね。中を見てください。文字が大きいんです」
（中西アナ）「ほんとですね。これは読みやすい」
（三浦さん）「そうなんです。行間もすごく空いているので読みやすくて、画面も出ているので、ご自分で手元にスマホを用意していただいて、これを見ながら操作していただく事も可能です」
（中西アナ）「へー便利ですね。祖父母にプレゼントしたいです」
（三浦さん）「スマホがよく分からないという方たくさんいらしゃると思いますので、家族とのコミュニケーションツールとしてもご利用いただけると思います」
（中西アナ）「もうすぐ父の日ですし、贈り物にも良さそうですね」
そして、第２位
（三浦さん）「松下龍之介さんの『一次元の挿し木』です」
（中西アナ）「出ました！ミステリー小説」
（三浦さん）「そうですね。こちらミステリーになっているんですけれども。
ヒマラヤ山中で２００年前の人骨が発見されるんですけれども、なんとその人骨、ＤＮＡ鑑定すると４年前に失踪した妹のものだったという所から物語が…」
（中西アナ）「大変じゃないですか」
（三浦さん）「いきなり設定が面白いんですよ。『このミステリーがすごい！』の大賞をとっている本で、難しすぎる内容でもなく、ちょっとファンタジーが入っているんですが、ファンタジーに寄りきってもいなくて。ちょうどいいミステリーだと思います。あっという間に読み切れると思います」
（中西アナ）「へーちょっと面白そうですね」
今読みたい人気書籍ランキング。
栄えある１位発表の前に・・・
（三浦さん）「ちょっと１冊私のおすすめ本を紹介させていただきます。こちら！『あの人を、脳から消す技術』（脳神経外科医・菅原道仁）です」
（中西アナ）「はー。もう買います！買います」
（三浦さん）「発売前からすごくＳＮＳで話題になっていた本なんですけど、私もこのタイトルを見た時にビビッときまして。これ、当てはまらない人いるのかな？っていう」
（中西アナ）「どんなに綺麗ごとを言ってもやっぱりいます」
（三浦さん）「誰しも心の中にやっぱり嫌だなって思う相手だったり、そういう風に感じる方がいらっしゃると思います」
（中西アナ）「なんで私こんなに考える事に時間を使ってしまっているんだろうとか。
だんだん自分に嫌気がさしてきて。どうしたらいいですか？これを読めばいいですね」
（三浦さん）「そうです。これを是非読んでいただいて。自分を前向きに持っていけるようなそういう生活を送った方がいいなという事が書かれています。これを見て頭の中から嫌いな人を消していって楽しい毎日を送っていただければと思います」
（中西アナ）「３週間であの人が消えた…」
（三浦さん）「すごいですね…すごく食いつきが。今までにないぐらいの食いつきが見えますけれども」
（中西アナ）「気にするなは最悪のアドバイス…何回言われたことか。なるほどです。はぁ…買います」
（三浦さん）「ありがとうございます」
（中西アナ）「絶対買います。すごい！いいわ！この本…」
さぁ気持ちを切り替えて！人気書籍１位の発表です。
（三浦さん）「有吉佐和子さんの『青い壺』です。こちらはもう半世紀前ぐらいに出ていた本でして、いわゆる昭和に書かれた本なんですけれども。シングルマザーだったりとか様々な人間のそれぞれのお話が入っているんですけれども、人の根本的な部分って変わらないのかなという事をすごく感じる。
半世紀前の本が今もこれだけ新鮮な形で出ているっていうのはやっぱり本の良さだなと、私はすごく思っていて。いつも、本に賞味期限は無いって言ってるんですけれども、昔の本だから古いではなくて、そこに貴重なものが入っていて半世紀経った今でも全く衰えないという所が本の魅力だと思います」
（中西アナ）「いいですね。本に賞味期限は無い…ちょっと使っていきます」
（三浦さん）「どうぞ。最先端のものから古いものまで入っているので、そういうのをすごく感じていただけるランキングだったなという風に思います」
（中西アナ）「私もまた読書への欲が高まってきたような気がします」
（三浦さん）「よかったです」
（中西アナ）「じゃあ…お会計お願いします」
（三浦さん）「お買い上げありがとうございます」
