江戸時代の木版画の復興を目指して、大正から昭和にかけて制作された「新版画」の作品展が福井市美術館で開かれています。
       
江戸時代に庶民に人気があった浮世絵の木版画は、明治になって新しい印刷技術や海外の絵画技法が日本にもたらされると衰退しましたが、大正時代に 「新版画」として復興が図られました。
  
企画展では、大正から昭和前半の作品183点が展示されています。全国を旅した絵師、川瀬巴水が若狭の海を描いた作品も見ることができます。
 
新版画は江戸時代より色や刷りの回数を増やした繊細な表現が特徴で、高級芸術品として多くの作品に質の高い越前和紙が使われました。
  
企画展は7月13日まで開かれています。

福井テレビ
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