6月12日午後、鳥取市の扇ノ山(おおぎのせん)で、登山中の高齢男性が道に迷い遭難したとして、警察と消防が救助に向かいました。男性は、通報から約2時間後に発見されヘリコプターで救出されました。登山届を出していなかったということです。
鳥取警察署によると、12日午後4時すぎ、扇ノ山に登っていた兵庫県丹波市の男性から消防に救助を求める119番通報が入ったということです。
要請を受けて警察と消防による21人態勢の救助隊が捜索を始めました。
その後、鳥取県の防災ヘリコプターが山中で男性を発見し、ヘリに収容して救出しました。
救助されたのは、兵庫県丹波市の77歳の会社役員の男性です。
男性は12日午前10時半ごろ、1人で鳥取国府町雨滝から登山を始め、正午ごろに山頂まで残り約700メートルの地点を最後に道に迷ったということです。
その後、約4時間にわたり登山ルートを探しますが日没の時間が気になり、午後4時すぎに携帯電話で救助要請したということです。
男性にけがはありませんでした。
登山届けは出していなかったとしています。