北陸中日新聞の記事を紹介する、「記者の目」のコーナーです。
今回は、11日の朝刊に掲載された記事です。
津幡町の河合谷地区にある「山のお寺」にカフェがオープンし多くの人で賑わっています。
カフェがあるのは津幡町上河合の慶専寺。かほく市で11年間パティシエの経験があり、コンテストで入賞経験もある蔵谷竜也さんが木造の蔵を改装して4月にオープンしました。メニューは、フルーツを贅沢に使ったアサイーボウルや、ブルーチーズを使った大人の秘密チーズケーキ。河合谷地区で取れたはちみつがトッピングでついてきます。コーヒーは、この寺の住職、谷内正思さんが焙煎した豆を使っていて人気を集めています。谷内さんは、「法要以外に寺を活用したい思いがある。いろんな人が地域に来て交流人口が増えれば」と話しているそうです。
取材した、北陸中日新聞、津幡通信部の栗田啓右さんです。山のお寺と言うことですが、どんな場所にあるんですか?
栗田記者:
津幡町の中心部から車で20分ほどの山間部にあって、富山県との県境に近いところにあります。カフェは寺の本堂の隣にあって中に入るとこじんまりと落ち着いた空間です。
記事にあったメニューで大人の秘密チーズケーキというのが大変、気になるのですが?食べましたか?
栗田記者:
はい。最初の一口はブルーチーズの風味が強いのですがトッピングの地元産の蜂蜜をかけて食べると、マイルドな風味になって不思議な味わいでした。ランチの時間にはおにぎりのセットなどもあるので、甘いものがあまり得意ではない方も楽しめるメニューがそろっています。
オープンして2カ月とのことですが、蔵谷さんは今後、お店をどのようにしたいと話していましたか?
栗田記者:
蔵谷さんは、この河合谷地区は過疎化が進んでいるものの自然豊かな所など魅力的なところが多いと感じているそうです。
蔵谷さん:
「お寺って言う場所にもかかわらず若い人たちも来てくれて、想像以上の方たちに応援してもらっているなって印象があります。」
蔵谷さんは、どういう客層にどのメニューが人気なのか分析を進めていて、新メニューの開発も進めているそうです。
以上、北陸中日新聞津幡通信部の栗田記者でした。きょうはありがとうございました。