鹿児島市のドルフィンポート跡地に整備を予定する鹿児島県の新たな総合体育館について、開会中の県議会には賛成、反対する陳情89件が提出されています。

これについて塩田知事は11日答弁し「丁寧な情報発信に努めたい」と述べました。

県は鹿児島市のドルフィンポート跡地に、新たな総合体育館の整備を予定していますが、事業費は313億円から488億円に膨れ上がっています。

体育館の建設について開会中の県議会には、反対する陳情が57件、推進する陳情が32件提出されていて、常任委員会などで審査される予定です。

長田康秀県議
「賛成・反対の陳情があるがどう受け止めていますか?」

鹿児島県・塩田知事
「期待の声、財政上の負担に懸念の声、県民の間で様々な意見があると受け止めている。今後もあらゆる機会を通じて、正確で分かりやすく、丁寧な情報発信を積極的に行う」

県は今議会で体育館の設計費用を計上した補正予算案を提案していますが、設計については事業者側からの提案による公募を実施する予定です。

1次審査を通過した事業者が、完成予想図案をもとに県民向けの公開プレゼンテーションを実施するということで、この意見を参考に2025年度内に設計事業者が決定する見通しです。

県の新たな総合体育館は、2033年3月末の利用開始を見込んでいます。

鹿児島テレビ
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