10日、梅雨入りが発表された県内ですが七尾市の能登島で聞こえてきたのは夏を感じる音です。能登島ガラス工房で風鈴作りが最盛期を迎えています。
七尾市の能登島ガラス工房で作られる風鈴は「のと風鈴」と呼ばれ、ガラスが薄く音が遠くまで響くのが特徴です。
毎年この時期、風鈴作りは最盛期を迎え多い日には1日に30個から40個ほど手作業で作られます。けさも職人が窯の前で熱したガラスに息を吹き込み1つずつ形を整えていきました。工房では能登半島地震で商品が割れるなどの被害がありましたが去年3月に営業を再開し今は徐々に客足も戻って来ているということです。
職人 日吉咲容さん:
「一つ一つ丁寧に皆様にお届けできればと思って作っています。今年の夏も暑くなりそうですしぜひ風鈴を飾って音色も聞いて涼やかに過ごしてもらえればと思っています。」
風鈴作りは8月中ごろまで続きます。