子どもたちの体力や運動能力を測定する体力テスト。この測定結果をデジタル入力するシステムが七尾市の小学校で導入されました。
体力テストの様子七尾市の山王(さんのう)小学校で行われた体力テスト。4年生から6年生までの児童約160人が上体起こしや反復横跳びなど4種目の体力測定を行いました。
測定を終えた子どもたちが結果を記録するのは、紙ではなく、パソコンです。測定結果をデジタル入力して集計するシステム「ALPHA(あるふぁ)」。入力すると自分の測定結果が全国平均と比べてどの程度の位置にあるかすぐに分かります。
男児:
自分の結果がすぐ見えるからよかった
各種目でより良い結果を出すためのアドバイスも表示されます。
女児:
2回目の測定の時に結果がよくなったりします。結果が伸びない時もあるけど1回目の時より自信がついていると思います。
システムを開発した会社は県と包括連携協定を結び、運動の機会が減っている子どもたちの体力向上につなげようと能登地域7つの市と町でシステムを2年間無償で提供します。
PestalozziTechnology井上友綱社長:
子供自身の運動、体力向上を目指した活動に寄与できると思うので、どんどんALPHA活用していただいて運動することは楽しいとか体を動かす喜びを感じていただきたい。
さらにこんなメリットも…
七尾市教育委員会八崎和美教育長:
今まで職員が手で記録して入力してきた。結構な労力になるので教員の働き方改革にもつながると思います
このシステムはすでに県内の公立小中学校200校で導入されていて今後も順次、導入が進む予定です。