ウクライナ第2の都市・ハルキウと周辺地域がロシア軍のドローン攻撃を受け、60人以上が死傷しました。
ハルキウ州当局によりますと11日未明、ハルキウ市と周辺地域が大規模なドローン攻撃を受けて、住宅や行政庁舎、ガスの供給管などが被害を受けました。
これまでに3人が死亡し、子どもを含む約60人が負傷したということです。
ゼレンスキー大統領は、「ロシアは一般市民への攻撃を繰り返している」と強く非難したうえで、「ロシアが真の外交の場に臨むかどうかは、アメリカと各国のリーダーの判断にかかっている」と述べ、ロシアへの制裁をさらに強化するよう国際社会に求めました。
ロシア軍は5月30日以降、ハルキウへドローンやミサイル攻撃を激化させています。
ハルキウは、ロシアとの国境から約30kmの位置にあり、ロシア軍は国境地帯の緩衝地帯確保やウクライナ軍の戦力を分散させる狙いがあるとみられます。