北朝鮮の平壌(ピョンヤン)とロシアのモスクワを結ぶ直通列車が5年ぶりに再開しました。
在北朝鮮ロシア大使館は13日、列車が平壌の駅からモスクワに向けて出発したと明らかにしました。
この路線は、新型コロナウイルスの感染拡大で2020年から運休していて、5年ぶりに再開しました。
ロシア鉄道によりますと、20人が乗車して1万km以上を片道8日かけて走行するということです。
ロシア鉄道は当初、17日に運行を再開すると発表していましたが、13日に出発していて予定が前倒しされた理由は明らかにされていません。
在北朝鮮ロシア大使館は、直通列車の再開について「ロシアと北朝鮮の関係強化に向けた重要な一歩」とした上で、観光客の増加など今後の交流拡大に期待感を示しました。
ロシアと北朝鮮を巡っては、ウクライナ侵攻など軍事分野での協力や経済分野を通じて関係を深めています。