関東は10日の梅雨入りから雨が降り続いています。
午後2時ごろの栃木市ではアスファルトには水がたまってきていて、車が水を飛ばしながら走っていました。
東京都内も朝から雨。足立区の河川敷にあるグラウンドは水浸しに…。
東京・浅草の雷門では、ザーザー降りの雨が観光客の傘をたたいていました。
人力車も客が濡れないよう雨対策をしています。
梅雨本番の東京を観光する外国人たち。
アメリカ・ロサンゼルスから来た女性2人組は着物をレンタルしました。
アメリカ・ロサンゼルスから来た人:
日本の文化だから。(Q.きょうの天気は?)まぁ…大丈夫です。バカンスだから、雨が降ろうが私たちはハッピー。
中国から来た4歳の女の子は、着物にミニーマウスの傘をさして雨を楽しんでいました。
一方で、ドイツから来た女性2人組、着物なのに足元はスニーカーです。
ドイツから来た人:
はい、靴です。靴下が好きだから。(Q.なぜ傘を持っていない?)何でだろう。屋根の下とかすり抜けられると思ってた。雨は我慢するわ、大丈夫。
一方で、百貨店では雨の日にうれしいサービスが始まっています。
松屋浅草では、6月から雨の日に弁当が100円引きになったり、一部の商品が10%割引になる「雨の日サービス」をスタート。
焼き鳥のセットを購入した女性は、雨の日サービスを知りませんでしたが、「お店の人が教えてくれたのでうれしかった。(Q.サービスがあったら?)雨の日だったら来てもいいかな」と話しました。
焼き鳥を12本買った夫婦は、会計で全品10円引きとなりました。
さらに、2025年からイートインスペースを拡大。
海外の客が利用しやすいよう英語表記で案内しています。
「雨の日サービス」が実施される条件は、午前9時の時点で日本気象協会の「台東区3時間天気予報」の降水確率が50%以上に達している時間がある場合になります。
雨の日をより楽に便利にするサービスも拡大しています。
街角でよく目にする傘のシェアリングサービス「アイカサ」です。
(株)Nature Innovation Group・丸川照司さん:
急な雨の時に新しく傘を買うのではなく、借りることで、使い捨てになる傘を減らすことを目的にやっています。
借りた場所や別の設置場所に返してもOKな傘のレンタルサービス。
24時間の利用で140円、使い放題プランなら月280円。
同時に2本レンタルでき、商業施設を中心に全国1800カ所に設置されています。
11日から東京メトロ渋谷駅構内に設置がスタート。
今後は、全駅に設置を予定しているといいます。
さらに、日傘として使える晴雨兼用の傘もあります。
梅雨本番を迎え、どんよりとした雨をお得に楽しむ動きが広がっています。
南シナ海で渦を巻く雲は台風1号。
ようやく発生し、歴代5番目に遅いタイミングです。
予想進路では中国大陸に向かう可能性が高く、日本列島に直接は影響はありません。
しかし今後、台風から流れ込む湿った空気の影響で梅雨前線の活動が活発化し、大雨となる恐れもあります。
一方、東京都心は12日は梅雨の晴れ間で真夏日に迫る29度の予想。
蒸し暑くなりそうで熱中症への警戒が必要です。