大雨や台風による河川の増水や浸水被害に備え、福井県は11日、川に水を戻す排水ポンプ車の訓練を福井市の足羽川付近で実施しました。
県は排水ポンプ車を2台所有していて、毎年この時期に使用の手順を確認する訓練を行っています。
訓練には、水防活動にあたる県職員や排水ポンプ車の運転を請け負う業者ら約40人が参加。操作方法を確認しながら足羽川の支流である荒川の水をくみ上げ、足羽川に排出する作業を行いました。
排水ポンプ車は、1台で25mプールの水を約9分で排水できる性能があり、それぞれのポンプ車から6本ずつ、2台あわせて12本のホースから水が排出されました。
排水ポンプ車は、主に河川の増水で浸水被害が発生した住宅地の排水で使用され、直近では2022年8月の南越前町今庄での豪雨災害で出動しました。