前の部分がつぶれ、原形をとどめないほどの状態になった車。
乗用車と正面衝突した逆走車です。
衝突された車もフロント部分が激しく壊れた状態で、衝撃の激しさがうかがえます。
逆走車と乗用車の正面衝突の事故が起きたのは9日午後9時半ごろ。
現場は茨城・境町を走る国道4号線のバイパスです。
事故直後、警察や消防には「車が逆走している」「普通車が逆走車とぶつかっている」という通報が相次いで寄せられていました。
事故はどのようにして起きたのでしょうか。
事故は中央分離帯がある片側2車線で見通しのいい直線道路で起こりました。
衝突された車は宇都宮方面に向け走行していましたが、前から来た逆走車と正面衝突したということです。
この事故で、逆走車に衝突された車を運転していた綿引圭吾さん(27)が病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
一方、逆走車を運転していた36歳の男性は、右足の大腿骨やひざの骨を折るなどの重傷。
病院に搬送され治療を受けています。
警察は回復を待って、逆走した経緯や状況について調べを進める方針です。