九州では線状降水帯の恐れはなくなりましたが、今も断続的に雨が降り続き、大雨となっているようです。
熊本・菊池郡、大津町と菊陽町を結ぶ橋から、広瀬修一キャスターが中継でお伝えします。
雨は断続的に降ったりやんだりしていますが、10日午後4時40分現在、小康状態になっています。
ただ、上空を見ると広い範囲で雲に覆われてしまっています。
中継場所の橋は白川という1級河川の上に架かっていて、雨の影響で川の流れも勢いが強い印象があり、茶色い、勢いのある水が下流に向かって流れています。
観測地点によっては水防団待機という水位まで上がっていますが、すぐさま危険になるような水位ではありません。
山奥を流れる川の特徴ですが、曲がりくねっているところで川の水が岸壁を削っていってしまう状態というのが今後、水位が急激に上がった時にみられるかもしれませんので、これからの梅雨の時期、そういった点での警戒が必要になってきます。
今、雨が上がっている状況でよく見られる現象があるんですが、それが、山あいから水蒸気が上がる現象です。
山に降った雨が一度水を降らせたあと、また蒸発して雲にのって、また雨を降らせるという現象が、視覚的にも見られているという場所になっています。