瀬戸内の旬の味覚である「シラス」の漁が呉市で10日解禁されました。
【片平記者】
「午前3時です。きょう解禁のシラス漁に向け、いよいよ出航です」
雨が降る中、一斉に始まったのは10日解禁されたカタクチイワシの稚魚、「シラス」漁です。
呉市の沖合では毎年この時期に解禁され、初夏の訪れを感じさせる風物詩となっています。
漁は2隻の船で魚を追い込み網でシラスを引き上げます。
今年の最初の漁獲量は例年より多いおよそ800キロと順調な滑り出しとなりました。
【石野水産・石野忠勝 社長】
「思ったより量も多いし綺麗だったので大変うれしい。ぜひ小さなお子さんからお年寄りまでみなさんにおいしく食べていただければと思う」
こちらの会社では水揚げしたシラスを新鮮なうちにちりめんに加工します。
シラス漁は8月中旬ごろにかけて最盛期を迎えるということです。