◆サンディエゴ・パドレス7-8ロサンゼルス・ドジャース 9日(日本時間10日午前10時40分試合開始、ペトコ・パーク)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でパドレスと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。第1打席で二塁打を放ち、6試合連続安打をマークした。

ナ・リーグ西地区首位のドジャースは、同地区で1ゲーム差2位につけるパドレスとの首位攻防戦。パドレスが勝てば勝率差で首位交代となる。

大谷の今季ホームラン23本は3本差でナ・リーグのトップ、両リーグではマリナーズ・ローリー捕手の26本に次ぎ、ヤンキース・ジャッジ選手と並ぶ両リーグ2位タイ。

パドレスは今季6勝2敗、防御率3.16のピベッタ投手。一方のドジャースは今季3勝4敗、防御率4.09のメイ投手が先発した。

1回表、先頭打者で大谷の第1打席、ライトポール際への大きなファウルの後、3-2フルカウントとなって迎えた6球目、152キロの直球を打ってライトへのツーベースヒットで出塁。1死2塁となって3番フリーマンのタイムリー二塁打で大谷が先制のホームイン。両リーグトップを独走する今季67得点目を挙げた。

この回1死1、3塁となって5番ウィル・スミスのライトへの犠牲フライでドジャースが1点を追加し2-0とした。

1回裏、パドレスは無死1、2塁で3番マチャドがタイムリー二塁打を放って1-2。無死2、3塁となって4番メリルの犠牲フライで2-2の同点に追いつく。

2回表、2死走者なしで大谷の第2打席。カウント2-2からの5球目、真ん中低めのフォーシームを見逃し三振。

2回裏、2死1、3塁で1塁走者タティスが盗塁を試み、捕手スミスが2塁へ悪送球。3塁走者クロネンワースが還りパドレスが3-2と逆転した。

3回表、ドジャースは2番ムーキー・ベッツ、3番フリーマンの連続ヒットで無死1、3塁のチャンス。パスボールでフリーマンが2塁へ進み走者2、3塁の場面で、4番テオスカー・ヘルナンデスがセンターへ犠牲フライを打って3-3の同点に追いつく。1死3塁となって5番スミスがレフトへツーランホームラン。ドジャースが5-3と再び逆転した。

3回裏、2死満塁で8番ウェードにタイムリー三塁打が出て3人がホームに還り、パドレスが6-5とまたも逆転。

4回表の先頭で大谷の第3打席。3-2フルカウントからの7球目で四球を選んで出塁。3塁まで進んだが得点ならず。

パドレスは5回表から2番手で松井裕樹投手(29)が登板。2死2塁で9番キム・ヘソンがライト線へタイムリー二塁打を放ち、ドジャースが6-6の同点に。なおも2死2塁で大谷の第4打席、カウント1-1からの3球目変化球を引っかけてファーストゴロに倒れ、日本選手対決は松井に軍配が上がった。

松井は1イニング、打者5人に20球を投げて被安打2、奪三振1、失点1でマウンドを降りた。

8回表、2死走者なしで大谷の第5打席、バドレス5番手モレホンとの対決。カウント2-2からの5球目変化球を打って当たり損ねのピッチャーゴロとなったが、悪送球を誘って1塁セーフ。ボールがそれる間に2塁まで進んだが、ホーム生還はならなかった。

試合は6-6の同点のままタイブレークの延長に突入。10回表、パドレスは7番手ペラルタが登板。ドジャースは無死2塁で7番パヘスがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち7-6と勝ち越し。なおも無死2塁で8番エドマンのピッチャー返しの強い打球がセカンドベースに当たって外野へこぼれる間にパヘスがホームに還り8-6。1死1塁となって大谷の第6打席に回り、3-2フルカウントからの6球目を打ってショートゴロ。1塁走者エドマンが2塁でアウトになり、大谷が入れ替わって1塁に出塁したが、続くベッツが倒れて得点には至らなかった。

10回裏、5番手投手のスコットがパドレスの反撃を1点に抑えたドジャースが8-7で接戦を制し、ナ・リーグ西地区首位をがっちりキープ。大谷は5打数1安打1四球、得点1、三振1の成績だった。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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