9日の秋田県内は高気圧に覆われた影響で、6地点で30度を超える真夏日を観測しました。この暑さで、秋田市の70代の男性が一時意識不明の重体となるなど、県内では4人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。
9日の県内は、高気圧に覆われた影響で朝から気温が上がりました。横手市では午後3時41分に31.5度を観測し、県内で最も高い気温となりました。
この他の各地の最高気温は、大館市で31.3度、北秋田市鷹巣で30.7度、由利本荘市東由利で30.4度と、内陸を中心に6地点で30度以上の真夏日を観測しました。
また、県内26の観測地点のうち24カ所でことし一番の気温となり、7月中旬から8月上旬並みの暑さとなりました。
午前中から気温が上がった秋田市では、日傘を差して歩く人や半袖姿の人が多く見られました。
街の人は「暑くなったり寒くなったりが激しいし、気圧の関係で体調があまり良くない」などと話していました。
この暑さで、秋田市土崎では午前10時30分ごろ、草刈りをしていた70代の男性が一時意識不明の重体となりました。能代市では80代の男性が外出中に会話ができなくなり、意識がもうろうとする症状を訴えるなど、県内で合わせて4人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。