随意契約の備蓄米です。長野県内でも6月7日から総合ディスカウントストアの店舗で販売が始まりました。価格は5キロ2139円。コメの価格が高騰する中、多くの人が買い求めていました。

7日朝の長野市の「MEGAドン・キホーテ長野店」。

(記者リポート)
「午前8時半ですが、随意契約の備蓄米の整理券を求め、すでに長い行列ができています」

午前9時からの販売開始を前に、およそ120人が列を作っていました。お目当ては、「随意契約の備蓄米」です。

整理券をもらった人:
「なかなか(コメを)購入できない状態で、うどんとかばかり食べていたので、コメが食べられるのはうれしい」

高騰が続くコメの価格。5月25日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は5キロ当たり4260円と2週連続で値下がりしましたが、前の年の2倍近い状況が続いています。

そうした中、小泉農水相が進めた随意契約での備蓄米の引き渡し。「ドン・キホーテ」の運営会社は1万5000トンを買い付け、6月1日から都内の店舗で販売を始めました。

午前9時販売開始―。

県内でも、7日長野市と高森町の店舗で販売を始めました。

価格は5キロ税込み2139円。それぞれ300袋を用意し、アプリ会員限定で、1人1袋の購入制限を設けました。

購入した人:
「うれしい、やっと買えました、うちお米いっぱい食べるから。(コメの価格が)倍になってる、前と同じくらいになるとうれしい」
「ずっとコメ我慢して、麺とかパンとか食べていたので、うれしいです。まだ備蓄米がどんな味かわからないので、楽しみに食べたいと思います」

長野店は、午前9時前に予定した300袋分の整理券の配布が終わりました。

買えなかった人はー

備蓄米を購入できなかった男性:
「買えなかったんで、残念です。朝の7時ですごく行列ができていたと聞いて絶望的だった」

高森店も7日、8日の2日間は、昼過ぎには売り切れたということです。運営会社は「日々の食卓などにおいて皆様の家計を支援する一助になると幸いです」とコメントしています。

随意契約の備蓄米は、スーパーの「原信若里店」でも10日から販売が始まります。

また、イオンは「1日も早く販売へ向けて準備している」としていて、アメリカンドラッグの運営会社は、6月中旬から販売を始める予定としています。

長野放送
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