大ヒットアニメ映画をイメージした給食です。長野県内が舞台となっている劇場版「名探偵コナン隻眼の残像」。小諸市の中学校ではその世界観を表現した特別給食が提供されました。
小諸市の芦原中学校の給食の時間。6月9日の献立はハンバーグに、サラダ、スープなど。ただ、いつものメニューとは少し違うようです。
実は大ヒットアニメ映画「劇場版名探偵コナン隻眼の残像」をイメージしています。
2年生:
「給食の見た目とか、いろいろ工夫されていてちゃんと伝わってきた」
2025年4月に公開された映画。長野県が主な舞台で、八ヶ岳連峰の架空の山や南牧村の国立天文台野辺山宇宙電波観測所、また、県庁や善光寺も登場。長野県警のキャラクターが物語のカギを握ります。
6月1日現在で、興行収入133億円を超える大ヒット。舞台となった野辺山や県庁などには多くのファンが「聖地巡礼」に訪れています。
今回、映画の世界観を給食でも体験してもらい地元への愛着を深めてほしいと中学校の栄養教諭が「特別メニュー」を考えました。
芦原中学校・本田名帆子栄養教諭:
「長野が舞台になっていて、いろいろな名所が出てますし、長野を子どもたちに好きになってもらいたいという思いから献立に取り入れた」
メインのおかずは「隻眼のハンバーグ雪山ソース」。ゴボウで「隻眼」を、小諸市産しめじを使ったホワイトソースをかけて、舞台となった雪山を表現しています。
こちらは「リボンマカロニの名探偵サラダ」。コナン君の代名詞、蝶ネクタイをイメージしてリボンマカロニを入れました。
スープはカブを使って野辺山の観測所のパラボラアンテナを表現。
コーヒーゼリーは「黒ずくめの組織」をイメージしています。
生徒たちはー。
2年生:
「おいしい。ハンバーグが特においしかった。中に入っている具材とかも長野を意識している感じがした」
「雪山とかリボンのマカロニとか再現されていて、いつもと違いスペシャルだと思った。(映画も)観ようかなと思った」
特別メニューの評判は上々でした。
芦原中学校・本田名帆子栄養教諭:
「地元への愛着を持ってほしいというのと、長野県にはキノコをはじめ、たくさんおいしい食材があるので、そこも知ってほしい」
映画の公開から1カ月あまり経ちましたが、ブームはまだまだ続きそうです。