去年7月、水泳の授業中に小学生が溺れて亡くなった事故を受けて、授業が中止となっていた高知市立の学校で6月9日水泳授業が再開しました。
高知市で一番早く水泳の授業を再開したの春野中学校です。
授業バディシステム
先生:「バディ」
生徒:「オー」
先生:「番号」
生徒:「1、2、3、4、5、6、7」
春野中学校で以前から実施している「バディシステム」は生徒同士で2人1組のペアを作り、互いの安全を確認する方法です。
高知市は去年7月の水泳授業中の死亡事故を受けて、市立の小中学校での水泳の授業を中止。今年度、市の教育委員会が「安全管理マニュアル」を元に、教師への研修を実施しました。
各学校でも水深の変更や、緊急時対応マニュアルの見直しなどを行い、教育長の許可が出た学校から授業を再開します。
春野中学校では去年は一番深い所で150センチとプールのヘリすれすれまで水が入っていましたが、今年は”一番背の低い生徒の首が出る”よう一番深い所でも110センチにしています。また、去年まで教師は1人でしたが、今年は指導する教師2人と、全体を見渡す監視者1人を配置しました。監視者は常に人数を確認していました。
監視者・野川友志教諭(小学生と幼稚園の子供有):Q今日はどんな気持ちで?
「事故がないように、とにかくその一点。子どもたちの命を預かっているっていう責任を持って授業を見守っていくことが大事」
久しぶりに学校のプールで泳いだ生徒は…
3年生:「やっぱり安心しますね。いろんな人が見てくれて、溺れた時に助けてくれたりするので、とても安心です」
安河内聖教諭:
「緊急時が起きないことが第一だけど、起きた時もみんなが落ち着いて対応できるようにやっていきたいし、現場は事故を起こさないために、安全な授業を第一に心がけたい」