鹿児島県霧島市の女子ハンドボールチーム、ブルーサクヤ鹿児島。
今シーズン新たに開幕したリーグHに参戦しているブルーサクヤは、今週末、東京で開かれるプレーオフに出場します。
最終決戦を前にチームを取材しました。
霧島市のソニーセミコンダクタマニュファクチャリングを母体にしたブルーサクヤ鹿児島。
現在、21人の選手が所属し、普段はソニーの社員として働いています。
ブルーサクヤは今シーズン新たに開幕したリーグHに参戦し、レギュラーシーズンで優勝!
初代女王の座をかけたプレーオフ進出を果たし、最終戦には1100人を超えるファンが集まりました。
ブルーサクヤの強さの秘密はどこにあるのか。
まずは、攻撃面です。
今シーズンのブルーサクヤは総得点数がリーグトップ。
一方で個人の得点ランキングを見ると、トップ10入りを果たしたのは金城選手のみ。
裏を返せば、相手はマークする選手を絞りづらくなり、どこからでも得点できることが、チームの特徴です。
ブルーサクヤ鹿児島・河嶋英里キャプテン
「誰かエースが1人いてそこに頼るのではなく、誰がどこに入っても点が取れることが強さ」
ブルーサクヤの武器のひとつが、「粘りの守備からの速攻」です。
その要となるのは青麗子選手。
身長176センチ。最終戦ではゴール前で相手のシュートを次々とブロックし、速攻へと繋げました。
2024年はけがでプレーオフに出場できなかった青選手。
強い気持ちで大舞台に臨みます。
ブルーサクヤ鹿児島・青麗子選手
「2024年のプレーオフは上から見ることしかできず、悔しさもあるので、自分の役割をしっかり果たしてチームの勝利に貢献するという強い気持ちを持っている」
ブルーサクヤには鹿児島県出身選手も3人所属しています。
入団2年目の岩元侑莉選手は霧島市出身で、小学3年生からハンドボールを始めました。
地元で行われた最終戦にも途中出場し、2ゴールを挙げ会場を沸かせました。
ブルーサクヤ鹿児島・岩元侑莉選手(霧島市出身)
「小学校の頃から近くで見ていて、高校の時は一緒に練習もしていたので、(入団できて)すごくうれしい。レギュラーシーズン30試合を通して得たものをプレーオフで出し切って全力で戦いたい」
2024年、前身の日本リーグのプレーオフでは準決勝敗退に終わったブルーサクヤ。
新リーグの初代女王の座をかけて最終決戦が始まります。
ブルーサクヤは14日、東京で行われるプレーオフの準決勝で、準々決勝の勝者と対戦します。