鹿児島県警の一連の不祥事を受けて、県公安委員会の委員を県が初めて主体的に選んだ任命議案が県の6月議会に提案され、9日の代表質問で選任方法などについて議論が交わされました。
県警を管理する立場の県公安委員会の委員について、これまで県は県警からの参考情報をもとに選任していましたが、一連の県警の不祥事を受けて、今回初めて県が主体的に候補者を選び、任命議案を6月議会に提案しました。
現在の増田吉彦委員の任期満了に伴って提案された候補者は、Misumiグループの岡恒憲CEOです。
9日、県議会の代表質問で選任方法を問われた塩田知事は「100人近い候補者の中から年齢や活動分野、組織での責任者としての経験等を考慮した」と説明しました。
これ以外にも議員からは今後、公安委員の候補者を議会に呼ぶなど議論のあり方を深めるべきといった意見が出されました。