鳥取県伯耆町は、認知症の人が安心して暮らせる地域づくりに向け、製薬大手の「エーザイ」と連携協定を結びました。

伯耆町役場であった協定の締結式では、伯耆町の小澤町長と大手製薬会社・エーザイの関係者が協定書に署名しました。

アルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」を製造販売するエーザイは、認知症予防の活動にも積極的に取り組んでいて、認知症に関する地域の課題解決に向けた協定を全国各地の自治体と結んでいます。

今回の協定では、認知症の早期発見に向けて両者が連携して取り組むことなどが盛り込まれ、具体的にはエーザイが開発した脳の健康度をセルフチェックするツールを、町が実施する健康診断に取り入れます。

伯耆町・小澤町長:
「早期発見、早期対応が認知症の解決のツールになることを知っていただく」

エーザイ株式会社・渡辺健一郎さん:
「ある程度の生活習慣を改善することで、正常にもどる報告もあります。早期に自分自身に気付いて社会資源、医療資源にアクセスする環境をこの地域につくることが非常に重要」

伯耆町では、協定に基づき認知症の理解促進を目的とした講演会を6月28日に開く予定です。

TSKさんいん中央テレビ
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