福島県は6月9日、公用車のテレビ機能付きカーナビやワンセグ機能付き携帯電話の合わせて170台でNHK受信料の未払いが判明したと公表した。未払い金額は約1500万円だという。
未払いについては、他の自治体での事例を受けてNHKから再確認の問い合わせがあったため、福島県が全庁調査を行ったところ発覚。
福島県は3月にも「93台での未払いがあった」と公表していたが、さらに精査したところ、市町村に貸し出していた公用車などでも同様の事例が判明。また、壊れていたカーナビは対象外としていたが、すぐに修理可能なものは契約対象になることが判明したとして、件数が大幅に増えたという。
福島県は一番古い端末で2009年までさかのぼって調査したということで、台数・金額ともにNHKの確認が済んでいるため「速やかに支払い手続きを進める」としている。
福島県によると、未払いが発覚した端末は「普段テレビ機能を使用していないため、このような機能が搭載されていることや受信料支払いの対象となることを職員が認識していなかった」というケースが多かったという。
