自由民権運動の指導者、板垣退助の誕生188年を祝うイベントが高知市の商店街で開かれました。

板垣退助が生まれて今年で188年。板垣退助の生誕地に近いとされる高知市の天神橋通商店街は誕生祭と銘打ってこの時期に毎年イベントを開催しています。

和菓子店の小笠原では暴漢に襲われても政治運動を続けた板垣の頑固さを表現した「板垣がんこまんじゅう」が店前に並びます。

商店街で1000円以上買い物をするとお釣りとして板垣退助の肖像が描かれている百円札を手に入れることができ訪れた人は珍しそうに受け取っていました。

高知市からの親子:
「初めて見ましたよ。使えないですね置いときたいですね」

小6:
「板垣退助は見たことある。こういうの使えなさそうやのに使えるってすごい」

今年は土佐の寅さんこと四万十市在住のアマチュア漫談家・間六口さん(79)が大道芸や板垣退助にちなんだ漫談を披露しました。

間六口さん・大太刀抜刀:「七尺の大太刀、五台山の上へ上がる龍の姿、はようございます、お見逃しなきようさあいまだ、えーい!(短い刀)」
会場「爆笑」

そして一番の得意芸「バナナのたたき売り」で会場は大盛り上がり。

間六口さん・バナナのたたき売り:
「口開け一番、声の大きい一名様だけ持ってけ買ってけリハーサル300円で」
客:「はーい」「いま300円の前なんて言ったかわかる?リハーサル!」

間六口さん:
「活性化になれば私が行ってうれしいですし、私はプロのお笑い芸人が行かないような過疎の、そういった所へ行って、おじいちゃんおばあちゃんに思いっきり笑っていただいて、元気になってもらって、そういう活動が一番好きですので、これからも続けていきたいと思っています」

高知市内から:
「(間さんの講演は)実は何回も、いつも楽しく笑いと元気をいただいています」

天神橋通商店街振興組合・湯山眞理理事長:
「再来年が190年なもので高知県民あげて板垣の顕彰ができるといいなと思っています」

板垣退助の誕生を商店街全体でお祝い、笑いと活気にあふれていました。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

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