連日報道されている「令和の米騒動」。随意契約で売り渡された政府の備蓄米は東京などで販売が始まりましたが、高知県内で店頭に並ぶのはいつになるのでしょうか。

6月1日東京都内のドン・キホーテの店舗を視察したのは自らを「コメ担当大臣」と称する小泉進次郎・農水大臣です。

小泉農水大臣と運営会社社長やり取り。
小泉農水相:「備蓄米はどこに書いてある?」
PPIH吉田社長:「備蓄米は…書いてないですね。間に合わなかった」
小泉農水相:「シール貼らずに?スピード重視で」

PPIH吉田社長;「きょうは1店舗ですけど(6月)中旬からは全店舗でお米を扱っている450店舗、全店舗で」
小泉農水相:「全国で?」

東京など都市部の一部スーパーなどで備蓄米の販売が始まる中、県内ではいつ販売が始まるのでしょうか?

県内に6店舗あるディスカウントストアダイレックスにはこんな張り紙が…

「政府備蓄米販売に関するお知らせ」
「販売開始の時期等については準備が整い次第速やかに告知させていただきます」
と書いています。

明確な時期は不明ですが、販売価格は5キロ2160円を予定しているとのことです。
本部によりますとどの店舗で販売できるかは不明だということです。

6月2日イオン大阪ドームシティで販売開始。そのほかディスカウントストア「ドン・キホーテ」は高知店をはじめとする地方店で6月中に、イオンは6月中旬の販売開始をそれぞれ目指しているということです。

また県内の主なスーパーに話を聞いたところ、入荷・販売時期ともに未定で、6月中の販売を目指し準備中という回答が目立ちました。フジ、マルナカは今月中の販売に向け準備中、エースワン、サニーマート、サンシャイン、サンプラザは入荷・販売開始時期未定。

一方、中小の小売業者などに向けた備蓄米の売り渡し第二弾のうち精米能力を持つ小売店の申請受け付けがさきほど午後5時に一旦休止。南国市にあるこちらの小売店でも備蓄米10トンを申し込みました。

西田米穀店・西田弘晃さん:Q.今の状況は?
「ご覧の通りすっからかんです。令和6年に関しては11月くらいから全くですね」
Q.審査にかかる期間は?
「一週間くらいとは聞いています。書類の審査の結果はまた後日、電話なりメールで送りますって感じなんで、一週間どうにか頑張りたいなと」

農水省によりますと申し込みが殺到したため審査にかかる期間は不明だということです。備蓄米を仕入れて少しでも早く消費者に届けたい気持ちがある一方で、お米の価格についてもう一度考えてもらいたいと西田さんは話します。

西田米穀店・西田弘晃さん:
「(備蓄米の)2千円という価格をみなさん当たり前の価格と思っていただきたくないところはあるんですよねやっぱり。ガソリン代も上がってる、肥料も上がってる、農家さんのトラクターらも上がってるのである程度の適正価格に着地して、農家さんもこれくらいだったらいいよ消費者の方もこれくらいだったらいいよというところが早く見つかればいいなと思います」

備蓄米が店頭に並んだ時に、高止まりした米の価格に変化が生まれるのか、注目です。

高知さんさんテレビ
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