広島市は、企業などに勤めるわけではなくボランティアとも違う「協同労働」という新たな働き方を支援する取り組みを、全国に先駆けて始めました。
2日開設されたのは、「広島市協同労働支援センター」です。
「協同労働」とは企業に雇用される働き方とは違い、「出資・経営・労働」を仲間と対等な立場で行う働き方で、ボランティアではなく有償で活動します。
広島市では2014年に全国の自治体で初めて協同労働団体に対し立ち上げ、費用の一部を補助する制度を設けていてすでに35団体が設立。
働く意欲のあるシニア層などが子育て世帯や高齢者をサポートするなど地域で活躍しています。
【協同労働団体「さぽ~とーヒロシマー」迫田順子事務長】
「介護保険でできること、ヘルパーさんができること、制限がどうしてもある。それ以外のところを私たちが救っていけるというか、柔軟に対応できるのがうちのサービスの特徴かなと思う」
【広島市協同労働支援センター・島津邦也センター長】
「協同労働に興味を持たれた方、これから始めようと思う方は、当センターにご連絡いただければと思います」
広島市では、今年度5つをめどに新たな協同労働団体の設立を支援したいとしています。