6月2日、大阪府田尻町の栗山美政町長が辞職届を提出しました。

公約に掲げていた防災施設の建設が議会の反対により暗礁に乗り上げていて、「前に進めるリーダーに代わっていただく」としています。

■栗山町長は防災・文化センターの建設を公約に掲げるも計画が進まず

栗山美政町長は2015年の町長選で初当選し、現在3期目を迎えていますが、2日、町議会の議長に辞表を提出しました。

議会の承認を経て、8日に受理される見通しです。

栗山町長は防災機能を持つ「防災・文化センター」の建設を公約に掲げていましたが、議会側が反対し、計画が進んでいませんでした。

■「『防災・文化センター建設』を前に進めるリーダーに代わっていただくのが最善」

栗山町長は以下のコメントを発表しました。

「この2年間、公約を一歩も前へ進めることができていません。私に託してくださった有権者の皆様に申し訳なく思っています。南海トラフ地震が心配される現在、住民の皆さんに一日も早く『安全・安心感』を届けなければなりません。

そのためには、『防災・文化センター建設』を前に進めるしっかりしたリーダーに代わっていただくのが最善の道だと確信いたしました」

栗山町長は後任に副町長を指名していて、副町長も出馬の意向を示しています。

関西テレビ
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