北海道南部のスルメイカ漁は漁獲量がほぼゼロで、史上初めて函館での初競りが見送りとなり、地元では動揺が広がっています。
「本来はここでスルメイカの初競りが行われる予定でしたが、イカは一切なく、がらんとしています」(熊坂友紀子記者)
6月1日に解禁された道南のスルメイカ漁は、11隻が出漁しましたが、漁獲量がほぼゼロで水揚げを断念。
2日に函館で予定されていた初競りは見送りとなりました。
市場によりますと、不漁で競りが行われないのは史上初めてです。
「残念な気持ちでしかありません。観光客を含めた需要期にイカが並ぶことを願っています」(函館魚市場の美ノ谷貴宏取締役)
この不漁を受けて2日、すべてのイカ釣り漁船が出漁を見送りました。