去年、福岡県北九州市の採石場で上司を大型ダンプカーでひき殺したなどの罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

殺人などの罪に問われているのは、福岡県築上町の無職・高橋博行被告(62)です。

起訴状などによりますと、高橋被告は去年10月、北九州市小倉南区の採石場で勤務中に上司の山崎雄二さん(当時51)を大型ダンプカーでひき殺したほか、別の男性作業員や現場責任者の男性もひき殺そうとしたとされています。

2日、福岡地裁小倉支部で開かれた初公判で、起訴内容について間違いないか問われると、高橋被告は「ありません」と起訴内容を認めました。

検察側は、冒頭陳述で「同僚とトラブルになった後、上司(山崎さん)に“ダンプカーから降りる”よう言われ、退職させられると思い、激しい怒りを覚えて犯行に及んだ」と指摘しました。

一方、弁護側は、「上司の口調の激しさや無視をパワハラと悩み、労働局や社長に相談していた」などとして情状酌量を求めています。

テレビ西日本
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