<北海道日本ハムファイターズ1X-0千葉ロッテマリーンズ>

 パ・リーグ首位を走る北海道日本ハムファイターズは6月1日(日)、本拠地エスコンフィールドHOKKAIDO(北広島市)で、6位の千葉ロッテマリーンズと対戦しました。

 ファイターズは今シーズン3勝をあげている北山亘基投手(26)が、中10日で先発登板。初回から2つの三振を奪うなど、最速155km/hの直球を軸に、スコアボードに0を並べます。唯一迎えた6回2アウト一・二塁のピンチも、マリーンズの安田尚憲選手(26)を空振り三振にきってとり、得点を許しません。

 北山投手は7回117球を投げきり、5安打6奪三振の無失点ピッチング。打線の援護がなく、今シーズン4勝目とはならなかったものの、5月だけで実に8人の投手が先発登板するなど、チーム内で激化する先発マウンド争いへ、アピールに成功しました。


 今シーズンのファイターズは試合前時点、チーム防御率は2.26でリーグトップである一方、チーム打率はリーグ5位となる.230。指揮官の新庄剛志監督(53)も「ピッチャーにずっとおんぶに抱っこですもんね」と頭を悩ませる、この数字を象徴するように、打線は8回まで、わずかヒット2本に抑えこまれます。

 しかし、そこはチーム本塁打数47本でリーグトップに立つファイターズ(2位のオリックス・バファローズは34本)。延長戦突入が頭によぎる9回裏、このイニングのトップバッター・レイエス選手(29)が、3ボール0ストライクの4球目を、ライトブルペンに叩き込む第11号サヨナラホームラン。満開の笑顔でダイアモンドを駆け抜けた大砲が、ともに10本で並んでいた万波中正選手(25)を振り切り、本塁打リーグ単独トップに立ちました。

 2試合連続のサヨナラ勝利をあげたファイターズは、これで今シーズン最多の貯金9。まさに今シーズンのチーム成績を象徴する交流戦前ラストゲームの後、新庄監督は「交流戦からは逆にしていきたい。今、そんなに調子の上がっていないバッターがいきなり『そんなバッティングできたんだ』という、きっかけを掴む場所だと思うので」とコメントし、6月3日(火)から始まる交流戦での、打線の復調に期待を寄せました。

北海道文化放送
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