航空自衛隊の練習機が墜落した愛知県犬山市の入鹿池で2025年6月1日、田植えに使う水の配水が始まりました。
1日朝、入鹿用水土地改良区の職員がバルブの調整などをし、用水路に順次、水が送られていきました。
入鹿池は国内最大級の農業用ため池で、周辺の水田およそ570ヘクタールに配水することになっています。
近隣の農家の奥村恵一さん(43)は「水は大丈夫かなとか、風評被害は大丈夫かなって心配なんですけど、無事田植えは終えられて良かったです」と話していました。
5月に入鹿池で起きた自衛隊機の墜落事故を受け、防衛省は水質調査をした結果「異常は確認されていない」と説明していますが、現地では水質保全のためオイルフェンスや吸着マットの対応が継続されています。