高値が続く米のニュースが関心を集める中、島根県奥出雲町の農家グループが30日、地元を離れ関西エリアで学生生活を送る県出身の大学生に、生産した島根米をプレゼントしました。

松江市にある島根県育英会で行われた寄贈式では、奥出雲町の米農家の有志で作る「支援米を送る会」から県育英会に奥出雲町産のコシヒカリ180キロが贈られました。

この島根米は、県育英会が運営し、現在県出身の大学生50人が生活する大阪学生会館に送られ、学生の食事に提供されます。

支援米を送る会・内田圭二さん:
学生さんたちは本当に大変だと思う。米も買いにくい状況で、大阪会館の学生さんたちだけでも喜んでもらえたら。

支援米を送る会では、地元出身の大学生を支援しようと、5年前から米の贈呈を毎年続けていて、これまでの累計は1トンを超えるということです。

島根県育英会・清原正義理事長:
これだけの量のお米を頂くことは、大阪学生会館の学生たちにとって非常にありがたいこと。故郷への思いにそしてこれからの島根との関わりにつながっていく。

今回の米180キロは、大阪学生会館での食事で約1か月間分になるということで、学生にとっては経済的支援はもちろん、ふるさとを感じることができるうれしい食材にもなっているということです。

TSKさんいん中央テレビ
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