無人で田植え作業を行なう「ロボット田植え機」を使った実習が、倉吉市の農業高校で30日にあり、生徒たちが「スマート農業」の最先端を体感しました。
苗を植え付けていく田植え機。この時期よく見る光景ですが…通常とは異なるのが運転席に人がいないこと!大手農機具メーカー「クボタ」が開発した「ロボット田植え機」です。
倉吉農業高校の実習用の田んぼで行われた実演講習には、3年生10人が参加。ロボット田植え機は、リモコンで操作が可能で事前に田んぼの広さを測定することで、無人で田植えを行います。
田んぼの端に来ても自動でUターン。衛星情報を使い、2~3センチの誤差で田植えができるということです。
生徒たちは見学後には実際に乗り込んで、ロボット田植え機の動きを体感しました。
生徒:
すごく真っ直ぐきれいに植えるので驚きました。楽になることで、農家になる方も増えるんじゃないかと。
生徒:
お米の収量もきれいに植えられるので増えていって、米不足とかも解消されればと思います。
倉吉農業高校・前田賢一実習教諭:
農業に率直に興味を持ってもらって、後継者に少しでもなっていただけたらうれしい。
生徒たちは担い手不足解消につながる最先端のスマート農業を体感しました。
今回「無人」で植えられた苗は、9月頃に生徒たちが「有人」で収穫するということです。