「アートの島」として国の内外から多くの人が訪れる香川県の直島に新しい拠点、直島新美術館が誕生します。5月31日の開館を前に、30日に一足早く島民を招待した内覧会が開かれました。
直島の中心部、本村地区の高台に建設された直島新美術館。建築家の安藤忠雄さんが設計しました。31日の開館を前に、内覧会には島民ら約100人が招待されました。
直島新美術館は地上1階、地下2階建てで延床面積は、約3200平方メートル。主に、日本を含めたアジア地域のアーティストの作品が展示されます。開館記念の展覧会では、絵画や立体作品など17点が展示されています。また、併設されるカフェは入館チケットがなくても利用でき、島民や観光客らの新たな交流の場となることが期待されます。
(参加した島民)
「今日は楽しみにしていた。作品がどれもインパクトがあり、印象に残るものが多かった」
「期待以上ですごかった。もっとゆっくりじっくり観たいと思った」
(直島新美術館を運営 福武財団 福武總一郎名誉理事長)
「新しい美術エリア、アートサイトが直島の中にできたと思う。直島の人々の近づいた美術館になれば良いなと思う」
現代アートを通じて、島の内外の人々の交流拠点として注目される直島新美術館は5月31日に開館。2025年度は約10万人の来館を見込んでいます。