2024年6月、高松市で同僚の男性を刃物で刺して殺害したなどとして、殺人などの罪に問われた19歳の特定少年の裁判員裁判で、高松地方裁判所は5月30日、懲役13年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、高松市に住む無職の男(19)です。判決によりますと男は、24年6月13日、高松市田村町の路上で、同僚だった解体作業員の男性を殺意を持って刃物で刺し、殺害したものです。

裁判では、殺意の有無が争点となっていて、高松地裁で開かれた30日の判決公判で、横山浩典裁判長は、「男性が仕事道具を忘れてきたことに腹を立てた短絡的な犯行。刃物を持ったまま相当強い力を加え続け、傷は心臓を貫通し、肺に達していた。殺意があったと認められ、厳しく非難されるもの」などとして、懲役16年の求刑に対し、懲役13年の実刑判決を言い渡しました。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。