北海道・札幌市の無人ギョーザ販売店に現れた、大きなリュックを背負った人物。
窃盗の瞬間は、リュックを置いた直後でした。
冷凍庫のギョーザを両手いっぱいに持つと、次々とリュックへ。
詰めて、詰めて、詰めまくる!
店の従業員:
淡々と詰め込んで、かなり気味が悪いなと。
店によると、盗まれたのは1パック20個入りの冷凍ギョーザ8パックにチーズケーキ、さらにペット用の牛肉とシカ肉のジャーキー。
1人で食べるには多すぎる量です。
さらに約3週間後、同一犯とみられる人物が再び店に。
この日も、ギョーザ8パックなどを盗んでいったといいます。
なぜ、こんなにも大量に持っていくのか。
犯罪心理に詳しい専門家は、犯人の心理状況を「『センセーション・シーキング』刺激追求型の窃盗万引き」と指摘します。
急ぐことなくゆっくりと、そして大量に盗んでいく様子から、盗むことが目的ではなく、犯行で快感を得ている可能性があるといいます。
明星大学 心理学部・藤井靖教授:
(犯行)時間が長ければ長いほど何らかの快感を得たり、(盗む物が)多ければ多いほど満たされると思います。
店は、警察に被害届を提出しています。