先週1週間に確認された百日咳(ぜき)の宮城県内の患者数は今年に入って最も多くなりました。一方、患者数の増加が続いていた、りんご病の患者数は9週ぶりに減少しましたが、依然、高い水準で推移しています。
県によりますと、5月25日までの1週間に県内で確認された百日咳の患者数は前週より8人多い45人で、8週連続で増加しました。
1週間に確認された患者数としては、今年で最も多くなっています。今年に入ってからの患者数は合わせて196人となり、統計を取り始めた2018年以降、最も多かった年間の患者数を5月の時点ですでに上回りました。
一方、伝染性紅斑、いわゆるりんご病の患者数は先週1週間に86人確認され、9週ぶりに減少に転じました。
ただ、依然として患者数が高い水準で推移しているとして、県は手洗いやうがいなど感染対策の徹底を呼びかけています。