29日午後、仙台市青葉区にある東北大学のキャンパス内で、実験中に爆発が起きました。この事故で男性2人がけがをしましたが、命に別条はないということです。
午後のキャンパスが緊張に包まれました。
29日午後4時過ぎ、仙台市青葉区荒巻の青葉山北キャンパスにある理学研究科合同C棟で、大学の教員から「実験中に爆発が起きて男性がけがをした」と、119番通報がありました。
消防が確認したところ、現場で火災は起きていませんでしたが、20代の男性2人が飛んできたガラスで顔を切るなどしてけがをしました。2人は会話ができる状態で、命に別条はないということです。どちらも学生とみられ、実験中に事故に巻き込まれたものとみられます。
近くで別の実験をしていた学生
「がーんという音。みんな冷静で避難していた」
消防によりますと「ハロゲン化物を作る過程で爆発が起きた」という情報もあるということです。警察と消防で関係者に話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べています。