日常の何気ない出来事や憂いを詠んだ川柳通称「サラ川」のベスト10が発表されました。

第一生命保険は29日、2024年「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」のベスト10を発表しました。

全国から集まった約5万2000作品のなかでトップに輝いたのは

「AIの 使い方聞く AIに」

でした。

世の中に先端技術が次々と登場するなかそれを使いこなす側の苦労を詠んだ一句です。

また、2位と3位はそれぞれ

「久しぶり 笑顔は出るが 名前でず」

「セルフレジ 母に店員 2人付く」

となり、日常の悲喜こもごもを詠んだ作品がトップ3を占めました。

一方、6位となったのが

「下がらない 米の値段と 血糖値(6位)」

コメの高騰をはじめとする物価高への嘆きを詠んだ作品も多くの共感を得ていました。

また、上位作品を年代別でみると60代以上では、

「妻描く 老後プランに オレ不在」

といったセカンドライフについて詠んだ作品も目立つ結果となりました。

ベスト10は以下の通り。

1位「AIの 使い方聞く AIに」
2位「久しぶり 笑顔は出るが 名前でず」
3位「セルフレジ 母に店員 二人付く」
4位「妻描く 老後プランに オレ不在」
5位「何食べたい? 言った料理は 出てこない。」 
6位「下がらない 米の値段と 血糖値」
7位「パスワード 恐る恐るの 三回目」
8位「「いい値」だね 「いいね」と言えぬ物価高」
9位「電気代 あまりの高さに 暗くなる」
10位「面くらう 米の高値に 麺食らう」

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「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
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