体育館で汗を流した後は、配られた紙を見て一喜一憂。
参加者が「久しぶりにやった」と口を揃えたのは、子どものころに経験した体力測定の大人版です。

主催した森ビルの社員に加え、東京都の虎ノ門ヒルズ・六本木ヒルズ・麻布台ヒルズのテナント企業で働く従業員なども参加。

日頃からジムに通うフジテレビ・上中勇樹キャスターも参加させてもらいました。

瞬発力を測る短距離走や足全体のばねを測る連続ジャンプ、加速した状態で方向転換する敏しょう性テストなど、慶応大学の教授やスポーツジムからアドバイスを受け選ばれた5つの種目に挑戦。

最後の持久力テストのころには、上中キャスターも参加者も汗だくで極限状態でした。

そもそも、なぜ健康診断ではなく体力測定なのでしょうか。

森ビル ウェルネス推進部・秋山太陽さん:
働く場所というだけではなく、出社することの楽しさを感じてもらいながら、街を楽しんでもらえたらと思っている。健康の増進やコミュニケーション促進ができたらいいと思い開催した。

運動で“一体感”を生み出せば、街の垣根を越えた“連帯感”が芽生える今回の取り組み。

測定結果は“スコア化”され、健康診断とは異なる視点で体の状態を見つめ直すことができます。

フジテレビ・上中勇樹キャスター:
私の記録は25点ということで、平均よりかはちょっと上回っていますね。アベレージみたいなものが分かったので、これを普段のトレーニングに生かしていきたいなと思いました。

参加者も様々な気付きを得たようです。

参加者(70代):
今日やった種目の中に苦手なのもあったので、それを取り入れて毎日コツコツやっていきたい。

参加者(40代):
“普段どういうスポーツやっているの?”とか“どこで働いているの?”みたいな話をしながらコミュニケーションを図った。健康診断とは違う自分の体力を知る機会。仲間と一緒にやるのが楽しい。

森ビルは、コミュニケーションの向上による街全体の活性化に期待を寄せています。

森ビル ウェルネス推進部・秋山太陽さん:
昨今オフィスビルが増えていることもあり、魅力付けが重要と考えている。街に来ることでワーカーが健康になれるものを提供し、新しいコミュニケーション、場合によっては新しいビジネスにつながっていけたらうれしい。

――上中さん結構しんどそうでしたね。
フジテレビ・上中勇樹キャスター:

とてもしんどかったですね。実に15年ぶりの体力測定で私も体力の衰えを痛感したんですけれども、数字で結果が出るので私の今の自分の体力の現在地というのがはっきりと分かり、運動に対するモチベーションというのが非常に高まりました。イベントの最後の方には、みんなで応援しあったり一体感が生まれていて、交流という観点からも楽しむことができました。