韓国大統領選挙の最有力候補李在明氏の外交ブレーンが日韓の歴史問題について「日本の前向きな立場を期待する」と語りました。
革新系野党「共に民主党」の国会議員で李氏の外交ブレーンのウィ・ソンラク氏は28日、外国記者向けの会見を行い李氏が当選した場合の日韓関係について言及しました。
ウィ氏は今年が日韓国交正常化60年で第2次世界大戦の終戦から80年であることを踏まえ「このような年には過去を振り返って現在と未来を語るものだ。日本が歴史問題に対して前向きな立場であることを期待する」と述べました。
また、「過去の歴史と領土問題で原則を守りつつ、その他の領域で未来志向的な協力を進めていきたい」との考えも示しました。
北朝鮮による拉致問題については「共通の問題を解消するために協議し、共助する余地があると思う」と日本と協力する考えを示した一方で、北朝鮮に向けて行っている拡声器放送の中止を検討するなど、北朝鮮との対話を再開すべきだとしています。