兵庫県の斎藤知事の疑惑を巡り、告発者の私的な情報を当時の総務部長が外部に漏えいしていた問題。
第三者委員会の発表から一夜明け、斎藤知事は「漏えいに関する指示はしていない」と改めて漏えいの指示を否定しました。
この問題を調べていた県の第三者委員会は27日、当時の斎藤知事の最側近だった総務部長が3人の県議に私的情報を漏えいしていたと認定しました。
その漏えいについて、当時の総務部長は「知事や前副知事の指示によるもの」と第三者委員会に説明していて、前副知事や同席者も証言をしているということです。
漏えいが認められたことで兵庫県から停職3カ月の懲戒処分を受けた当時の総務部長は、27日夜、代理人弁護士を通じて「処分につきましては私の業務行為が情報漏えいと評価されたものであり誠に残念です。審査請求及び執行停止の申し立てを行い、正当性を主張したいと思います」とコメントを出しました。
兵庫県民からは「トップが指示をしたら職員はそれをしないといけなくなるでしょうから、斎藤さんの判断が悪かったのかなとは思います。もし本当に斎藤さんが指示したなら」「もう一度、改めて市民に対しては、『初動が間違っていました。ここは私の間違いです、ここは間違えではありません。改めてこの処分を下します』と市民に説明すべきだと思いますね」「斎藤知事がやってこられたことは非常に賛同する部分がありましたので、ここからどう持ち直してもらえるかなと期待したい」などの声が聞かれました。
28日の会見で、改めて斎藤知事は「（Q.総務部長が虚偽を言っている？）昨日も今朝も申し上げましたけども、それぞれの立場でそれぞれの認識を述べられたのだと思う。（Q.誤解につながるような発言・やりとりもなかった？）そういうことです」と述べました。
