都内屈指の高級住宅街・代官山で27日夜、事故が発生。
営業中のタクシーが坂と階段を駆け下り、建物に衝突して止まったのです。
タクシーは前の部分が大きく壊れ、後輪から後ろにかけても激しく損傷。
何が起きたのでしょうか。
「階段からタクシーが落ちた」と通報があったのは27日午後7時過ぎ。
東京・渋谷区代官山町でタクシーが坂と階段合わせて60メートル近くを駆け下り、建物と衝突する事故が起きました。
事故発生時、現場では激しい音がしたといいます。
近隣住民は「すごい音した。『ドンドン、ドンドン』。これきのうできた傷。まだ車の破片がある」「突然です。『ガガガガグワーン!』ていう、今までの人生で聞いたことない音」と話しました。
階段近くに住む人は、止めてあった車にタクシーがぶつかり、ホイールに傷がついたと話します。
近隣住民:
(Q.この傷?)そうそう。(Q.全てきのうの事故でついた?)そうです。ひどいって思った。
実は今回の現場から400メートルほどの場所では2023年12月、代官山駅近くでタクシーが階段に誤って進入。
落下寸前の状態になり、一時、立ち往生しました。
タクシーの運転手は80代の男性で、事故の経緯を「客の指示に従って運転していたらこの道に入ってしまった」と説明していました。
27日に発生した、タクシーが坂と階段を駆け下りる事故はなぜ起きたのでしょうか。
警視庁によりますと、タクシーの運転手は高齢の男性で、乗客を降ろしたあと方向転換しようとしたところ運転操作を誤って前進。
坂と階段を駆け下りてしまったということです。
運転手の高齢男性は手首に軽いけがをしましたが、巻き込まれた人はいないということです。