5月27日夜と28日朝、岩手県内では踏切付近での人身事故が相次ぎました。
盛岡市のJR山田線では高齢の女性が列車にはねられ死亡、花巻市の東北本線でも男性がはねられ死亡しました。
内記和人記者
「JR山田線の線路です。私の後ろに見える踏切からほど近いこちらの線路上で、女性と列車が接触したということです」
27日午後8時10分ごろ、JR山田線・上盛岡駅と山岸駅の間の線路上で60代から80代とみられる女性が下りの普通列車にはねられました。
女性は全身を強く打って心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、約2時間後に死亡が確認されました。
この影響でこの列車には1時間あまりの遅れが発生し、乗客約30人に影響が出ました。
現場は小本街道踏切から東に30メートルほどの場所で警察が女性の身元の確認を急いでいます。
また28日午前9時半ごろには、花巻市本館の東北本線の踏切でも10代の男性が列車にはねられました。
男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
この影響で東北本線などの一部区間が運転見合わせとなっていましたが、午前11時半ごろ運転は再開されました。