差し戻し裁判の判決を不服として控訴です。元小学校講師の速水英典被告(46)は、2020年、当時勤務していた長野県軽井沢町の小学校の玄関で、仰向けになっていた男子児童の胸を踏みつける暴行を加え、頭の骨を折るなど全治1カ月の大けがを負わせとして傷害罪に問われています。
被告は無罪を主張していますが、5月、長野地裁で行われた差し戻し裁判では、改めて暴行とけがの因果関係が認定され、懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡されていました。
弁護側は、判決の一部に事実誤認があるなどとして26日付で東京高裁に控訴したということです。
この裁判では、一審の長野地裁が因果関係を認めて有罪判決を言い渡しましたが、二審の東京高裁は、「ほかの原因によって生じた合理的な疑いがある」として、一審判決を破棄し、地裁に差し戻していました。