長野県内で「リンゴ病」が急拡大しています。1医療機関あたりの患者が過去10年で最多となり、県は「流行が続く可能性が高い」として、注意を呼びかけています。
「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」は、子どもがかかりやすく、頬が赤くなり、全身に痒みを伴う発疹が出ます。
5月25日までの1週間に県内で208人が確認され、感染が急拡大しています。
1医療機関当たりの患者は先週「流行警報レベル」を超え、さらに今週は4.08人と急増しました。患者は、過去10年間で最多となりました。
「リンゴ病」は微熱や風邪の症状が出た後、頬に赤い発疹が現れますが、ウイルスの排出が最も多いのは、発疹が現れる前。子どもと接する機会の多い人や妊婦は特に注意が必要です。
県は「今後も流行が続く可能性が高い」とし、咳エチケットや手洗いなど感染予防を強く呼びかけています。